「チョコレート・ガール バッド・アス!!」、キネ旬のレビュー
映画秘宝のジージャーさんの結婚会見の記事も、がっかりしたのですが、それに近い気持ちになったのが、「チョコレート・ガール バッド・アス!!」のキネ旬のレビュー記事です。
なに言ってるんだぁ、と半ば呆れるというか・・・・。
まず、「チョコレート・ガール バッド・アス!!」について、前作「チョコレート・ファイター」に比べてと書いていること。
確かに劇場にかかったのは、この2作ですけど、「チョコレート・ガール バッド・アス!!」は、主演3作目ですし、「ファイター」、「ソルジャー」、「バトラー」ときて、「チョコレート・ガール バッド・アス!!」ですから、日本で観られるジージャー作品としては4作目となります。
まったく、色合いの違う作品を同等に扱うことに違和感を覚えるのです。
見て分かるとおり、「チョコレート・ガール バッド・アス!!」は、バリバリのアクション映画ではなく、コメディアクション映画です。
この作品をアクション映画として評価するのはちと違うと思うのです。
別のレビューには、恋人に夢中でアクションに身が入っていないのではと書かれているのですが、NHKのドキュメンタリー「アジアンスマイル」の「闘え!ジージャー タイのアクション女優」をご覧になった方なら分かると思いますが、ジージャーさんが仕事に取り組む姿勢はとても真摯であり、私事を持ち込むような人ではないことは、はっきりしています。
作品批評であるレビューで、邪推と断ってはいますが、こういうことを書くのは、レビューではないと思います。
また、別のレビューで、コメディがアクションを邪魔していると書かれていますが、こう考えるのは、これはアクション映画であると言う前提で、話をしているということなんじゃないかと思います。
キネ旬のレビューの中に、コメディアクションとしてどうなのか、と言うレビューは、ありませんでした。
もともと、この作品は、アクションメインの作品ではありませんし、監督は、ジージャーさんのアクションだけではない、別の面をみせたいと言っていた作品ですから、監督は、きちんとその通り作品を仕上げたと思います。
個人的には、レビューは当てにならないと言うことを実感しましたし、映画は自分の目で見て確かめて、評価しなきゃねと実感した次第です。
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コメント
なんとなく思うのですが、このレビューを書いていらっしゃる方々、実はこの映画をほとんど観ていないままなのではないでしょうか。
いえ、本編の構成上の時間的配分を考えると、観点を置くべきボリュームは普通にストーリー側、もっといえばコメディのほうになるはずですし。
怪しいですね。
投稿: 休んでるひと。 | 2013/03/12 21:42
劇場で観た人々の感想から考えても少し視点がずれている気がするんです、このレビュー。
レビューって、普通の人が作品を見るときの指標になるようなものだと思っていたのですが、そうでもないのかなぁ。
レビューを書いたり、そういうことを生業にしている人でなくても的確に映画を捉えていると感じる人がいるわけで、キネ旬のレビューというとある程度権威のようなものもあると思うのですが、私個人としては、信用しないという結論です。
投稿: NAO | 2013/03/14 00:03
ここらへん、「こう書いておけば無難」という空気を読みながらの方便なのではないでしょうか。
過去のものと比較しておけば、まずは同意を得やすいということと、褒めるよりより貶すほうが同調してもらいやすいという流れで、先の結婚報道を踏まえれば、非難調になにかを語っておいたほうが、というくらいの浅さからとしか読めないなあ。
投稿: 休んでるひと。 | 2013/03/14 08:41
そうなんですよね。
新しい作品には、新しい発見もあるはずなのに・・・。
投稿: NAO | 2013/03/17 00:24
はじめまして。KHと申します。
この様な素晴らしいページがあったのですね!初めて知りました。
キネ旬の件で思った事があります。もしかして、記事を書いた方はあの予告編をみてこの映画がアクション作品だと思ってしまったのではないでしょうか?
それが実際に鑑賞すると予想したものと違ったので、
その為に比較した記事を書いたのかもしれません。タイトルもいつもチョコレート、マッハなのも問題があると思うんです。全部同じ系列のシリーズだと固定観念を持ってしまった人もいるかも知れませんよね。これは作品に対してちょっと敬意が足りないと思います。『七人のマッハ』『マッハニュージェネ」とか考えられないです。ただマッハやトムヤムクンがコメディ映画みたいな予告編だったのに対し、実際はハードなアクション、バッドアスがアクション映画みたいな予告でコメディですよね。いつも予告と本編が不釣り合いです。これは日本の配給側で何か意図的な作りをしているのかもしれませんね。
これからよろしくお願い致します〜!
投稿: KH | 2013/03/21 03:03
KHさん、はじめまして。
コメント、ありがとうございます。
プレス資料や公式HPには、『インターナショナル・バージョンは本国(タイ)版に多く含まれていたコメディ要素はほとんど排除され【ジージャー・ヤーニン】のアクションを大々的に取り上げた作品』と紹介されています。
この文章を書いた人は、タイのオリジナルも見ていなければ、インターナショナル版も観ていない人なのではないかと思われます。
両方観ていたらこんな文章は書かないでしょうし、インターナショナル・バージョンを観ていてもやはりこの文章は書かないと思われるからです。
作品を好きになってとはいわないけど、やはりちゃんと敬意を払うというかちゃんと観て文章を書いて欲しいなぁと思います。
この紹介文があるために、アクション映画だと思ったら違っていたという人も多々いるわけで、宣伝の仕方ひとつで、感想も変わってくるんじゃないかとすら思っています。
その場しのぎの言葉ではなく、もっと長い目で見て宣伝して欲しいなぁと配給の方々にはお願いしたいです。
投稿: NAO | 2013/03/21 23:42