「チョコレート・ファイター2」の行く先
「チョコレート・ファイター2」は、これまで2度延期されています。
1度目は、東日本大震災の影響で、2度目は、ジージャーさんの結婚妊娠で。
ジージャーさんの結婚会見の際、プラッチャヤー監督は、「トムヤムクン2」のあとに、「チョコレート2」を撮影する予定だったが、今後に関しては、現在、サハモンコンの役員と話をしていると話してみえました。
その後、どのように話しの決着が付いたのかは、公にはなっていません。
制作続行なのか、それとも、制作しないのか、未だ不明です。
これまでも、「チョコレート・ファイター2」の制作を望む声をいろんなところで、見聞きしました。
ところで、みなさんは、どんな物語が観たいのでしょうか?
1作目のような無垢な少女ゼンが、縦横無尽に戦う作品でしょうか?
1作目が公開されて、既に5年がたちます。
制作時期から考えれば、7年近くの月日が流れています。
たぶん、映画の中に閉じ込められたゼンを2作目に期待することは難しい気がします。
1作目を単にアクション映画としてとらえて、2作目もアクションシーンが満載でさえあればいいという考えもあるかもしれません。
しかし、私は、1作目に、母親の無償の愛を感じ、娘の母を思う一途な思いを感じました。
私には、単なるアクション映画としてこの作品をとらえることは、出来ませんでした。
ですから、2作目も、単なるアクション映画で、終わって欲しくないのです。
アクション映画には、ドラマが必要です。
「チョコレート・ファイター」には、ドラマがあります。
だから、観ているものの心に、響くのです。
2作目がどんなドラマを紡いでいくのか?
1作目の設定年齢は、16、7才でした。
2作目は、それから何年後の世界なのか?
マサシとともに日本に渡ったゼンがどのように成長していくのか?
そして、ゼンが自閉症であることが、物語にどのような波紋を投げかけるのか?
みなさんは、NHKのEテレで、放送されている『バリバラ』と言う番組をご覧になったことはありますか?
この番組では、障害を持つ方の日常を知ることが出来ますし、障害を持った方々の本音もかいま見ることが出来ます。
ゼンのその後をリアルに描くのであれば、自閉症であることも、描くことになります。
自閉症について描くことは、なかなか困難なことかもしれません。
みなさんは、どんな「チョコレート・ファイター2」をご覧になりたいですか?
単なるアクション映画ですか、それとも、ゼンのリアルな生き様をも描いたドラマなんでしょうか?
それとも、「マッハ!弐、参」のように、一部繋がりだけ残した別の物語なんでしょうか?
個人的にはとても続編が見たい作品ではありますが、場合によっては、続編を作らないという選択肢もあるのかなぁと思っています。
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