「チョコレート・ガール バット・アス!!」を観てきました
「チョコレート・ガール バッド・アス!!」を観てきました。
以前、監督のマムさんは、「アジアンスマイル」のインタビューでこう答えていました。
『ジージャーがこれまで出演した映画はアクションだけだったので、彼女の別の一面を見せたかったんです。』と。
「Jukkalan」から「This Girl Is BAD ASS!!」へと編集されても、その部分はぶれなかったなぁ。
この作品には、日本にはなじみのないタイのコメディアンの方がたくさん出ています。
もしかしたら、吉本新喜劇みたいに、この人にはこんな定番なギャグって感じのものがあるかもしれませんが、日本人にはそのあたりわからないままなんでしょうね。
タイ語が分かるともっとわかるのかなぁ。
この作品は、2010年に撮影され、タイでは、2011年春に公開されています。
既に1年半ほど前の作品になります。
日本での映画の宣伝では、『タイ映画のコメディ要素はほとんど排除され、【ジージャー・ヤーニン】のアクションを大々的に取り上げた作品』とあったのですが、もとの「Jukkalan」は、コメディだからいいと言う作品だったので、心配したのですが、コメディ要素も十分残った上で、アクションが追加されていました。
なので、宣伝のまま、アクションものとして観に行くと肩すかしをくらうかもしれません。
この作品のよさは、ジージャーさんの多面的なよさが出ている点だと思います。
恋をしたり、怒ったり、泣いたりといろんな表情を見せてくれるちょっとやんちゃな女の子。
だから、「チョコレート・ファイター」のゼンのように並外れて強いと言う描写はないと思います。
そうはいっても、ジージャーさんが演じるわけで、普通のそこいらの女の子よりは断然強いです。
子どもの頃から、その辺の男の子よりも強かったと言う描写もあります。
それから、「Jukkalan」で描かれたアクションよりも更に過激になったシーンが追加されていました。
一部、繋がりがとれない部分もありましたが・・・。
後半の倉庫のアクションでは、いつものスタントのお兄さんを発見して、やっぱり彼らがいなくちゃねと思ったりもしました。
あと、同じような体格の女性とのバトルは、良かったと思います。
相手も動ける方なので、見応えあるシーンになっていたと思います。
また、ジージャーさんの愛すべき作品が増えたなぁ。
「チョコレート・ソルジャー」、「チョコレート・バトラー」と比べても、断然こちらの方がいきいきしたジージャーさんを見ることが出来ると思います。
素直に見て笑い飛ばしちゃうのが吉なんじゃないかなぁと思います。
私自身、子どもと観に行って、二人して笑ってみていました。
愛すべき良作です。
多くの人は、タイのもとの作品である「Jukkalan」を見ることはないと思います。
タイ映画というジャンルも、アクションだけでなく、様々な作品があり、日本では公開されないだけで、良い作品も少なからずあります。
日本で劇場公開しないから、一般公開でないからダメな作品という見方は、少し残念に思います。
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