「チョコレート・バトラー」を観ました。
既に注文済みではあったのですが、先日観たタイ版との比較もしてみたくて、レンタルしてみました。
以下、内容に触れます。
この物語の主人公は、ナテジュ演じるテヤンです。
そして、彼の成長の物語です。
親との葛藤や、自分の夢、そして、巻き込まれてしまった事件と向き合う姿を描いています。
始まって30分、ジージャーさんは出て来ません。
彼女の役、ワワは、マムさんの姪っ子で、ムエタイの達人で、親との対立でいらだつテヤンに、優しく向き合う女性を演じています。
さらに、韓国人家族の危機にともに立ち向かう役でもあります。
テヤンは、途中まで、音楽にのせて体を動かしています。人の作ったリズムでしか動けない。
彼は、自分の力の発揮の仕方をまだ理解できず、テコンドーの選考会を前に、技が決められずにいます。
その後、ワワと出会い、彼女からムエタイを教わります。
映画の最後、彼は、強盗団と闘う中で、自分でリズムを刻むことで、これまで出来なかった技を決め、敵を打ちのめします。
アクション映画の部分と、家族のドラマの部分のバランスが良くない気もしますが、映画全体は及第点だと思います。
吹き替えがあることも、物語の理解を助けると思います。
更に気がついたことを書きたいと思います。
見始めて直ぐに、タイ版とは何か違うと思いました。
もともと、タイ版は、101分、日本版は、94分ですから、7分ほど何かがカットされているわけです。
まず、違うと感じたことの原因は、映画のタイトルの出たあとのシーンが違っていたことでした。
タイ版は、道場で家族がトレーニングするのシーンがあり、それぞれのキャラクターをみせる映像に映っていきます。宝剣のニュースを挟んで、テコンドーの道場のシーンと夫婦がもめている映像が続きます。
日本版は、その映像はなく、いきなり宝剣のニュースから始まります。そして、タイ版ではあった。宝剣のニュース映像のあとのテコンドー道場のシーンと夫婦がもめるシーンもありませんでした。
次にカットされていたのが、タイ版では、テヤンに食事を勧めるワワ。その後2人は、談笑し、ワワのテコンドーの型を、テヤンがまねるシーンがあるのですが、日本版では、食事を勧めるところで映像が終わっていました。
次にカットされていたのは、タイ版では、テヤンがオーディション会場で呼ばれて会場に入るシーンで、靴をもって歩くシーンがあるのですが、日本版では呼ばれて直ぐに演技にはいります。
次にカットされていたのは、タイ版では、オーディションから戻ったテヤンが、お店で買い物をし終えて、強盗団を見つけ、軒先のバイクを拝借するのですが、日本版では、テヤンがバスから降りると、直ぐにマフィアがテミたちを襲うシーンになり、そこに、バイクに乗ったテヤンが駆けつけるというシーンになっていました。
テヤンがなぜバイクで来るのかが不明なシーンになってしまっていました。
次にカットされていたのは、父にしかられ街をさまようテヤンが、港近くのベンチで起きたあとのシーンです。
タイ版では、ワワに気づいたテヤンがそっと服を掛けると、ワワが目をさまして、2人が談笑するのですが、日本版では、服を掛けると次の船のシーンに切り替わってしまい。
ワワが目をさまして2人で話すシーンがなくなっていました。
このときのジージャーさんの表情が結構可愛いので、残して欲しかったシーンです。
あと、製作途中で発表されていたBehindSceneがなくなっていました。
下の動画と写真は、倉庫でのジージャーさんのアクションシーンです。
このシークエンスは物語の都合上なのかまるまるなくなっていました。
写真
○ดาราเกาหลีเล่นจริง เสี่ยงจริง ในหนังร่วมทุนไทย-เกาหลี เรื่อง The Kick
映像
○The Kick Behind The Scenes
この発言は「ジージャーさんの「出演映画」を日本で観たい !!」にも載せています。
追記(2012.6.20)
「チョコレート・バトラー」で、テヤンの吹き替えをされた白川周作さんが、ブログに「チョコレート・バトラー」のことを書かれています。
テヤンのイメージにぴったりの声だったと思います。
『黄瀬さんのアレとチョコレートバトラー』
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