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2010/06/24

「Chocolate」と「Raging Phoenix」

Jijaposter

「Chocolate」と「Raging Phoenix」について少し書きたいと思います。
ジージャーの主演作は、今のところこの2本だけです。
ジージャーが女優として評価されるのは、これからだと思っています。

「Chocolate」は、観れば観るほどよくできた作品だとつくづく思います。
あのアクションに、あのストーリーだからこそいいのだと思います。
アクションだけの作品ではなく、それぞれの人物の背負っているものや思いが伝わるストーリーだからこそいいのだと感じています。
なんていうか・・・するめのような作品で、何度見直しても、色あせることがありません。

主演第2作目の「Raging Phoenix」ですが、最初にタイ語でDVDを見た時よりも、日本語字幕で見た時の方が評価は上がりました。
キャラクターの造詣やセリフやシーンが持つ意味が分かってきて、話をより理解できたからだと思っています。
とはいっても、それでもなお説明不足と感じる部分があります。
さらに、映画の完成度という点に関しては、「Raging Phoenix」は「Chocolate」に及ばなかった気がします。

あと、個人的には、「Chocolate」と「Raging Phoenix」の単純な比較は意味がない気もしています。
映画としての魅力はそれぞれ持っていると思いますし、まだ、ジージャーは、この2つの作品にしか主演していないのです。
どうしても比べてしまいがちではありますが・・・。

それと、「Raging Phoenix」は「Chocolate」でついたZenのイメージを払拭する意味合いもあった気がするのです。
Zenのイメージを引きずることはジージャーにとって決していいことではないと思います。

また、ZenとDeuは真逆のキャラクターだとも思っています。
愛に包まれた少女Zen、愛を知らない少女Deu。

「Chocolate2」の話が出てきている今、再びゼンを演じるジージャーを嬉しく思うと同時に、ジージャー=ゼンのイメージがついてしまうことに危うさも感じています。
なので、より多くの作品に出演して、いくつも演じた役がらの一つがゼンであるという風になって欲しいとも思っています。

より多くの作品が観てみたい、早く次の作品が観てみたい、こんなにも新作を待ち遠しく思う女優さんははじめてです。

新作、楽しみにしてます。

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コメント

何時も情報ありがとうございます。
チョコレートは本当に何度見ても飽きない映画ですね。私の飽き症もかなりのものですが、お気に入りのシーン等はもう50回近く見たかも。
そもそも、映画を何度も見返す習慣は無く、ましてや映画のDVDを購入したのはジージャのチョコ日本版、タイ版スペシャルとRフェニックスの3本のみ。
私にとってもジージャの映画は超特別です。
ところで昨日、近くのローカル百貨店にお中元を買いに行った序でにキネマ旬報を探して見ましたが、有りませんでした。
今日、名古屋へ行くので、もう一度探して見ます。

投稿: 加藤接骨院 | 2010/06/27 10:45

コメント、ありがとうございます。
特に「Chocolate」は、何度見ても、惹きつけられる魅力は変わらないですね。
今のように映画が入れ替え制でない頃は、気に入った映画を一日映画館にこもって観ているなんてこともしたことがありました。
シネコンのシステムだと、無理ですが・・・。

キネマ旬報ですが、既に新しい号が出ているので、前の号はよほど大きな本屋さんでないとおいてないかもしれません。
読むだけであれば、図書館の方が確実だと思います。

投稿: NAO | 2010/06/28 07:28

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