ゼンというキャラクター
ゼンは、生まれつき脳に障害を持っているという設定だ。
映画の中では、はっきりとどういう障害であるか説明はない。
タイ語で何か説明があるのかもしれないが、吹き替えでは、「脳の発達に問題があるようです」という医師の台詞があり、「他のこと違う分、特別なケアが必要」「将来困らない為に、生きるすべを身につけさせてください」という台詞があります。
ゼンは、自閉症で、サヴァン症候群であるらしい。
それ故に、動きをコピーしてしまう能力、音を敏感に感じ取る力など、人と違った能力を備えている。
映画では、ビーズ?(シリカゲル?)が遠くで床に落ちる音を感じ取ったり、出掛ける予定がなくなってパニックになったり、病気で髪が抜けた母の姿を見てパニックになったりするシーンなどで表現される。
動きをコピーしてしまう能力は、拡大解釈かもしれないが、全く無茶な設定ではないようだ。
この役を演じるに当たって、ジージャーは、全くの知識のない状態から、DVDやインターネットで情報を集め、自閉症についての勉強をし、実際に、自閉症の子供たちがいる学校に行って一緒に生活もしたという。
きっと、そういうことの一つ一つが役に反映されているのではないかと思う。
ゼンの設定に刺激されて、「ぼくには数字が風景に見える(D. タメット) 」という本を読みました。
とても興味深い本でした。
人の可能性は無限・・・・そんな気がします。
追記(2010.3.29)
ダニエル・タメット 運営サイト
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